姫川薬石について

  • 2015.08.02 Sunday
  • 11:10
姫川薬石についての多数のお問い合わせありがとうございます。

※ 採取した石が姫川薬石かどうかを聞くために糸魚川のヒスイ屋さんとFMMフォッサマグナミュージアムで見てもらったら、ヒスイ屋と学芸員の鑑別が違う

※ 姫川薬石が沢山拾える秘密の場所を教えて

この2点のお問い合わせにつきまして。

出来るだけ静観していたかったのですが、多方面よりのメールや姫川薬石庵の意見聞かせてというお問い合わせがあり、私個人の見解を掲載します

まずはご覧ください
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糸魚川に古くから伝わる古典的な姫川薬石です。
現在でも民芸、工芸素材として親しまれています。

当ブログでも幾度か掲載しましたが間違いやすい石はこれです
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肌触りも滑らかな流紋岩で、ピクチャーストーンのように模様が美しく、楽しい個体が多いです。
近年、この様な流紋岩を糸魚川の姫川薬石としてショップ販売や個人販売されている方も見かけます。
このような流紋岩をFMMに持ち込むと学芸員によってはこの石も姫川薬石と言う時があります。

「FMMの学芸員に薬石だと言われた」「糸魚川のヒスイ店に薬石と言われた」だから間違いなく姫川薬石だと主張する方もいらっしゃいますが、私は間違いだと思います。
これとよく似たような流紋岩が糸魚川でなくとも全国数か所で確認できます。
私も実際に岐阜県や福井県の流紋岩をFMMに持ち込み見せたところ姫川薬石だと目視鑑定されたことがあります。
その後、他県の石だと告げると、FMM学芸員にマナー違反だとお叱りをうけました。
この石は何ですか?と聞いたら姫川薬石だと言ったのは学芸員であり、私はあくまでも何の石ですか?と伺っただけで、薬石かどうかなど聞いていません。
それでマナー違反と言われるのは心外で、逆ギレもいいとこです。
FMM学芸員は鉱物学のプロですが、あくまでもサービスとしての目視鑑別をしています。
無料鑑別は、おおよそのアドバイス程度に考えた方が良いと思います。
それでも納得のいかない方は有料ですが、もう少し詳しい鑑別を依頼してみてください。
結果は「石英斑岩」「流紋岩」「流紋岩質凝灰岩」「変成岩」等、こう言った答えが返ってきます。
鑑別レポートには姫川薬石という名称は記載されません。
結局は俗名である姫川薬石かどうかの鑑別は学術的には出来ないはずです。

糸魚川のヒスイ店に関しては、昔から姫川薬石を研究し取り扱っていたヒスイ店はほとんどありません。
姫川薬石の需要が高まるとともに便乗販売するヒスイ屋に薬石の何がわかるのでしょう?
どんなに知ったかぶっても、ヒスイ屋はヒスイのプロであって薬石のプロではないのです。

あまりにも酷い言いようの業者もいましたので一寸オフレコ解除します。
糸魚川のヒスイ屋が某県の業者から薬石の注文があったそうで、これから発送すると言う合計200Kg程の薬石をたまたま見ました。
あきらかに薬石とは違う石が沢山ありましたので、「薬石じゃないですね」と言うと、あろうことか「言わなきゃ分からないからいいんだよ」と言うとんでもない言葉が返ってきました。
一応忠告はしましたが、もちろん他者の商売へ介入する気もありません。
糸魚川の業者から薬石を仕入れたので当然、その石が送られてきた業者側も本物と主張しますし、それを購入した一般ユーザーも姫川薬石だと思い込みます。
残念なことです。

姫川薬石を取り扱い、商売として携わる方はFMMや糸魚川のヒスイ屋の受け売りではなく、最低でも自分の足で現場に赴き糸魚川の風土、風習、民俗の多少の理解はして頂きたいものです。

次に、姫川薬石が採取できる場所ですが、海岸では糸魚川の押上 ヒスイ海岸から富山県 宮崎、境のヒスイ海岸までと面白いことにヒスイ海岸からヒスイ海岸までです。
(海流などで更に遠くで採取できる可能性もありますが稀です)
糸魚川に至りましては押上地区でも海川という川から東側では薬石の姿がほぼ消えます。
数年前に当ブログでも姫川薬石の枯渇は危惧していたのですが、個人や業者の乱獲により糸魚川の海岸から急速に姫川薬石の姿が消えてゆきました。
(2015.07.31現在、糸魚川全域の海岸で模様や形の良い薬石個体は見つける事が難しくなってしまいました)

糸魚川での姫川薬石が枯れ、採取が難しくなると販売業者は富山県側に赴くようになり、富山県側の流紋岩等を糸魚川採取、姫川薬石として販売する業者もいます。
同じ石だろう?と言う方もいますが、私は一概には言えないと思います。
鉱物は採取地点が少し違うだけで内部元素などにも多少の違いが生じる場合があります。
姫川薬石は6500万年前に誕生したと言われています。
違う環境に置かれ、数千年、数万年という年月の経過や地層環境、温度などで再変成する鉱物もあります。
糸魚川産ヒスイもいい例で緑、青、紫、黒など同じ糸魚川地区でも産出地点による色や質の違いが現れます。
コシヒカリも全国各地で生産されています。
各産地のコシヒカリはしっかりした検査でもコシヒカリとでるでしょう。
でも新潟県 魚沼産コシヒカリと他県産コシヒカリは同じ米として流通されるでしょうか?

糸魚川 市振地区を越え、富山県側にある薬石はマンガン、デンドライト等の黒い染みがある個体が多くなる傾向に思えます。
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黒い染みがあるような薬石

また、割ったりすると内部が違う石も良く見られます。
珪化したデイサイトの外殻が変色、風化した個体を姫川薬石として販売する業者もいます。

青っぽい部分を青い姫川薬石として販売しているショップも見かけます。
これはもはや姫川薬石ではないので違う名称で販売するべきだと思います。
このような流紋岩や珪化したデイサイトは糸魚川のほとんどの業者は姫川薬石としていません。

秘密の場所には姫川薬石が沢山あるとか言う方もいます。
ヒスイハンターや鉱物マニアは河川、海岸を網羅し、どこでどの様な種類の石が多いか熟知しています。
こんな事を言う方のほとんどが秘密の場所=富山県側の海岸を指しているようですが、人が歩ける所ならば秘密の場所なんてありません。
「秘密の場所で採った希少な姫川薬石」とかは販売促進の文句でしかありません。

河川につきましては姫川沿いに沢山の姫川薬石が転がっていますが、かなり汚れが目立ったり、形が歪だったり、クラックが多かったりと、品質に問題があります。
また、趣味の範囲を超えて採取は河川海岸法で罰せられますので採取範囲にはお気を付け下さい。

近年、微弱な天然放射線を放出している事や模様の美しさがピックアップされ、知名度が上がるにつれ、個人を含めた姫川薬石の販売店も増加してきました。
日本中の鉱物は微弱な放射線を放出している鉱物は沢山あります。
糸魚川や富山県宮崎海岸の放射線を出している、茶色っぽい石は何でもかんでも姫川薬石だという考えには私は賛同できません。
私は頑固に糸魚川の姫川薬石を扱おうと思っています。

産地糸魚川においては、姫川薬石の需要があると知るや、薬石とは無縁だった糸魚川のヒスイ屋までもが取り扱うようになり、さも薬石に詳しいような素振りをして販売しています。
糸魚川市や糸魚川観光協会も姫川薬石についての風土、民俗等の言い伝えも、ほぼ無知だというのが現状です。

当ブログでも元素だ鑑別だ学名だとか専門的でややこしいことばかりを記載してきましたが、結局のところ姫川薬石の購買を検討されている方や購買者は難しい能書きより、その姫川薬石が本物なのか偽物なのかが最も知りたい事だと思います。
間違ったものが流通しないよう姫川薬石の紹介や販売する側が姫川薬石を理解をすることが一番大切な事ではないでしょうか。

糸魚川以外でも姫川薬石を販売するオンラインショップ等、信頼できるショップは多くあります。
しっかりしたサイトは特定商取法の提示をしていますので姫川薬石の購入や採取を検討されている方は直接電話してみるのも良いと思います。

以上 ノンフィクション

姫川薬石でアロマスティック

  • 2015.06.24 Wednesday
  • 15:41
ショップブログのサーバーの引っ越しなどあり、いつもと勝手が違いブログ更新がかなり遅れてしまい申し訳ございませんでした。

この記事もUP出来ているか少々不安ではありますが、今後も頑張ってUPしたいと思います。

今回は数年前にも作ったのですが姫川薬石でアロマスティックのホルダーを作ります。

ブログを見た姉妹店 姫石〜きせき〜 店長のリクエスト 店舗用に制作します。

まずは原石選び
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一般的なアロマスティックは25cm前後あると思うので長細い姫川薬石 原石をチョイス
枕みたいな原石で、28cm位の長さです。
この原石は加工用に取り置きしていましたが、中を割るとおそらく模様が入っていないと思いますのでビーズ制作には不向き。
これを薄くスライスして使おうかな。

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ちょっとスライスしすぎた。。。。。。

よし。これを1枚と、コロッとした姫川薬石 1個使おう
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丸すぎたかな
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安定するように後で削って接地面を広くします

斜めに穴をあけます
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こんな感じでいいかな

接地面を平らにして、ついでに少しだけ艶出し研磨
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これで完成
艶出ししなけりゃすぐに作れる

アロマスティックは100均でも売っていますが、高級なスティックでも安価なスティックでもお好みでどうぞ。
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セットした感じもちょうどいい
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すごくシンプルだけど雰囲気はいいよ
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ヒップ

灰もしっかり薬石プレートの上に落ちています
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石なので燃えることはありませんが注意はしましょう

as12.jpg
最近はDIYがすごく流行り、工具も充実している方も多く、石の加工する人も増えてきてるのでやってみるのも楽しいかもです。
それではまた〜  コバ


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頑張ってます!

  • 2015.03.17 Tuesday
  • 15:28
毎日沢山のご注文ありがとうございます!

皆様のご注文、ご期待に副える様、精一杯作業しておりますが、需要に供給が追い着けず、大変にご迷惑とご不便をおかけいたしております。

当店ホームページTOPに更新情報を載せている通り、ほぼ毎日、薬石を更新UPしております。


晴れた日は加工等作業もしております。


糸魚川ヒスイの丸玉の出荷準備もしています。


シルバーアクセサリー等、ご注文頂きましたお客様分も随時制作させて頂いております。


完成を心待ちにされている皆様、手間暇惜しまず頑張っておりますので今しばらくお待ちくださいませ。
日々感謝。有難く勤しんでおります。

糸魚川は北陸新幹線も開業しお越しになりやすくなったかもしれません。
糸魚川は積雪はございません。
これから暖かい日は海岸散策が快適かと思います。

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